KUNIYOSHI IXIMA -

生島国宜 Kuniyosi Ixima

1980年　福岡県出身
2003年　武蔵野美術大学油絵学科卒業
2006年　より福岡を拠点に活動。作家として国内外多数の個展・グループ展への参加の他、自身で展覧会・イベントのキュレーションを手がけている。
主な個展
2020年　「さっぱりした多様性」ギャラリーヤマキファインアート・兵庫神戸
2017年　「生島国宜新作展」ヤマネアートラボ・福岡
2014年　「生島国宜展」ミヤケファインアート・東京清澄白河
2009年　「透明な薬」Art Trace Gallery・東京両国　　「福岡ひとりエンナーレ」IAF SHOP*・福岡

企画展、グループ展

2023年　「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」作品展示、東京都近代美術館
2021年　「CADAN × ISETAN ART GALLERY　具象 Figuration」伊勢丹新宿店アートギャラリー・東京新宿　　「Kyushu New Art」作品展示及び企画協力　博多阪急催事場・福岡　　「ナンガーランド　謎の帝国」作品展示及び企画　art space tetra・福岡
2020年　「VOCA展2020」上野の森美術館・東京上野
2019年　「FACE展2019」東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館・東京新宿
2015年　「アートフェア東京2015」東京国際フォーラム・東京有楽町　　「N Collection:テセウスの船−鏡のあちらとこちら」Art Base 百島・広島尾道
2014年　「Esprit Dior」絵画作品委託制作　Esprit Dior特設会場・東京銀座

statement

意識下にないコンテキスト、意図というものが存在していると思う。夢や現実やインスピレーションとして、不意に現れるそれらに興味がある。おおよそ言語化できないそれらは、確かに私の存在に直結していると感じるからだ。絵画を描くことでしか得られない快感がある。出来上がる図像の形態、色彩に快を感じる身体感覚を信じている。私だけの身体的感覚の答えであるはずの自作を人前にさらしたとき、他人に響鳴する影響とそのフィードバックに刺激がある。そこに、私の存在の広がりを感じるからだ。そして私を取り巻く無意識の領域であった存在意図はひとつずつ可視化され、沈黙してゆき、最後に私の存在の本質だけが残ることを期待している。

　I think there are such things as unconscious contexts and intentions. I am interested in those that appear unexpectedly as dreams, realities, and inspirations. Those that cannot be verbalized attract my interest because I feel that they are directly connected to my existence. 　There is a pleasure that can only be obtained through painting. I believe in the physical sensation of feeling pleasure by the form and color of the resulting image. When I expose my own work, which is supposed to be the answer to my only physical sensations, to others, I am stimulated by the feedback and the impact it has on them. I feel the expansion of my existence there. 　And I expect that the unconscious realm of my existence will be made visible and silenced one by one, until only the essence of my existence remains.